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オリジナルブレンド ハーブティーショップ <プランツェン アポテーケ>オフィシャルブログ

試作中の記事一覧

古樹紅茶

今までクリスマスティーのみに使用していた古樹紅茶、この春の新作でも使ってみることにした。

春夏のハーブや果実とも相性がよくて、ハーブを引き立てながらお茶に少し甘さが増すところが気に入っている。

引き立て役に徹しながらもどっしりと安定した存在感は、長年生きてきた存在のみが携える雰囲気・個性みたいなものを感じる。

新作以外にも定番のブレンドティーにも新たに使おうと、春の発売に向けて試作を急ピッチで進めているところ。

大地のギフト、これからもずっと大切に使っていきたいです。

以下は昨年12月、古樹紅茶について書いたInstagramの投稿を抜粋。

 

【800年以上前から生きる古樹の紅茶】

【HOLY】はドライフルーツ・スパイス・ハーブに「雲南省古樹紅茶」を加えたクリスマスティーです。

先日のスペシャルソースさんのお茶会では、この古樹紅茶の木の樹齢は何年だと思いますか?とクイズを出しました。

日本の茶農園のお茶の木の寿命は30年前後、栽培しない自然の状態だと150年位。

それに対して古樹紅茶の樹齢は800年前後です。日本史でいうと800年前は室町時代。
樹齢1000年超の可能性もあり、その場合平安時代から生きていることになります。

はじめてこの紅茶に出会った時は、その樹齢の高さとその葉を紅茶としていただけることに驚き、感激しました。

古樹紅茶の香りは穏やかで優しく、味はとても甘いです。渋さは全くありません。
【HOLY】が甘いテイストなのはドライフルーツに紅茶の甘さも加わっているからです。
ミネラル含有量が非常に高く、特に鉄分が豊富で飲むと身体がポカポカします。
【HOLY】にはスパイスや発汗作用があるハーブをブレンドしているので、相乗的に身体が温まります。

味香りや栄養面だけでなく、このような希少なものをいただくことはアドベント&クリスマスにふさわしいなと感じたことも材料として選んだ理由です。

雲南省の少数民族の方々が守る山から届いた、まさにギフトのような大地の恩恵豊かな紅茶を使わせていただき本当にありがたいです

神聖な静かな夜のために

一日の終わり、深く呼吸して心身を解放し頭をからっぽにして、自分の内にある静けさにたどり着くひとときが日常的にあると良いと思う。

夜のひとときが待ち遠しくなるような、そして神聖なる眠りに誘うようなお茶を作ろうと思った。

 

最近茶葉やスパイス・果実をたっぷり使ったブレンドティーを作ることが多く、この春もそういったお茶の発売を予定しているけれど、この「眠る前のひとときのブレンドティー」は久しぶりにシンプルなハーバルティー。

 

今回初めて、日本の森の恵みをお茶の材料に使ってみた。

以前より樹木そのものの凛とした香りと心身への作用に惹かれていたが、今年に入って森林に携わる方とのご縁により、お茶の材料として使うことが実現した。

他のハーブ・花とブレンドしてみると、それは初めて出会う香りとなった。清々しさと花の甘さが交差しつつも、静けさがある香り。試作を進めるうちに、このブレンドティーの香りに触れることが夜の愉しみとなった。

お茶を飲み進めるにつれ、心身や頭に蓄積された疲労から解放されて、ニュートラルな自分へ戻っていく過程を感じられる。

 

香りの湯気に見え隠れする樹木やハーブ・花の気配を探っているうちにどんどん眠たくなっていくかも、まるで夜の森に迷い込み、魔法をかけられてしまったかのように。

その魔法使いの主は眠りの神であるあの方。

 

このお茶の名前は眠りの神様からお借りすることにした。

ミントとローズのブレンドティー

ミントを使ったハーブティーや紅茶は世にたくさんあるけれど、自分なりのミントティーを作ってみようと思い立ち早1年。

今年に入ってから本格的に試作に取り組み始めて、その過程でミントにローズも加えることにした。

今日は午前中に集中して最終調整して、やっとイメージしていた味と香りに。

 

ミント1種類では少し単調だったので、試行錯誤の末2種類のミントをブレンドして奥行きが出るように調整した。

ミント3種類のブレンドもやってみたが、ローズが負けてしまうのでミントは2種類に。ちなみにローズも2種をブレンドすることにした。

ミントの清々しさとローズの華やかさを引き立てるために、日本の茶葉・そしてもう1種類の材料を加えた。

シンプルな材料の組合せ、だけれど綿密な調整を重ねたミント&ローズティー。

 

いつかは訪れたいある国・ある場所をイメージしながら作ったので、その地名を冠した。

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