今日はSPRINGにブレンドしているハーブ、グリーンルイボスについて。

グリーンルイボスとは、通常のルイボスの非発酵タイプのもののことです。

ルイボスは南アフリカが原産地。
強い日差しと高い気温により、収穫後すぐに発酵がはじまります。

発酵がすすむと葉は赤茶色に変わってルイボスらしい独特の風味を生み出し、一般的なルイボスティーとなります。

対してグリーンルイボスは近年開発された新技術によって、収穫後すぐに低温乾燥することで発酵を止めたもの。
ルイボス独特の甘みある風味はなく、すっきりとしたクセのない味です。

ルイボスティーの魅力はカフェインレスでビタミンミネラル含有量が多く、フラボノイドやアスパラチンが豊富なこと。

フラボノイドとアスパラチンは抗酸化＝アンチエイジング成分です。

フラボノイドは抗酸化作用にすぐれ、身体の抵抗力を高めたり新陳代謝を促す作用、
アスパラチンもフラボノイドの一種ですが、抗酸化作用以外に血糖値を抑える作用があります。

グリーンルイボスはフラボノイド含有量が通常のルイボスの10倍、アスパラチンはなんと50倍！
大変強力な抗酸化作用が特徴です。

電磁波や紫外線、疲労やストレスなど日々酸化の要因にさらされている現代人にとって
抗酸化作用があるものをとりいれて日々リセットすること、代謝を促していくことは美や健康を維持する方法のひとつです。

※

【SPRING】はオーガニックグリーンルイボスと先日書いたスギナがブレンドの柱。

通常プランツェンアポテーケでは「美味しさ」を重視したブレンディングをしていますが、
（美味しさとは単に風味のことだけではないのですが、、、これはまた別の機会に書きます。）
【SPRING】は、美味しさに加えて、身体への作用を特に考慮しています。

春は身体のエンジンをかけるのに最適な季節。
エンジンを上手にかけてスムーズに動きだすことで、梅雨や夏場を乗り切りやすくなります。

植物の力を借りることは身体の喜びであると同時に、日常を快活に過ごす喜びにもつながっていきます。

どんどんと新芽を出し花を咲かせていく春の自然界のように、躍動感ある身体と心に整えるハーブから成るブレンドが【SPRING】。

テーマは
「春の息吹を取り入れて、躍動感ある身体に整える」です。

【SPRING】の詳細はこちら↓

http://pflanzen-apotheke.com/spring/

SPRINGにブレンドしているハーブのひとつ、
スギナについてご紹介します。

スギナという名は聞きなれないかもしれませんが
ツクシ（胞子茎）の周囲に生えている緑の野草がスギナです。
英語ではHorsetail（ホーステール）といいます。

春になると野原や公園など、どこにでも見られ
抜いても踏まれてもまたすぐに生えてくる、たくましい野草です。

スギナは
サポニン、葉緑素、ケイ素、カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、鉄、亜鉛など
ビタミンミネラルが大変豊富で薬効が高いのが特徴。

まだ解明されていない未知の成分も含まれているそう。
漢方の生薬としても利用されています。

腎臓の働きを高め、水分代謝が良くなり身体全体の巡りを促します。

また血液を浄化し、腫瘍を小さくする効果が認められているので
ヨーロッパではガンに効くハーブとしても知られています。

数多く含まれる成分の中でも要注目のものがケイ素（シリカ）。

血液浄化の働きとともに、骨、爪、髪、肌の再生効果で知られています。

ケイ素は肌の弾力を保つエラスチンと保湿を促すヒアルロン酸の結びつきを強め、
コラーゲン再生も促すので、艶のある髪や爪、弾力ある肌の維持には欠かせない成分。

体内のケイ素は加齢と共に失われていくため、食品で補充することが大切ですが、
スギナはその他のミネラルの相乗効果で効率よくケイ素を取り入れることができます。

メンタル面でも優れた効果があり、
豊富なナトリウムとカルシウムによって自律神経の乱れを整えて心を安定させます。
春は自律神経が乱れやすい時期なので、スギナはまさに最適な野草なのです。

SPRINGに使用しているスギナは四国山間部の野生のもの。

旬のものを身体に取り入れることで、
自然の力強いエネルギーに満たされ、その季節に生じやすい心身の不調を整えることができます。

スギナだけでも十分すぎるほどの薬効がありますが
一緒にブレンドしたハーブとの相乗的な作用で、春らしくいきいきと過ごせる心身に。

SPRINGの詳細はこちらから
http://pflanzen-apotheke.com/spring/

次はグリーンルイボスについて書きます。